真・高画質画像集

4K(UltraHD)モニターにも対応した、新しい「高画質画像集」の登場です。35mmリヴァーサルフィルムを10000dpiの高密度でスキャンした高精細画像は、とりわけ4K 用3000×1900pixel及び3400×2000pixelサイズでは、風景のリアリティが格段に向上しており、35mmフィルムが未だ保持し続けている卓越した映像表現力の本来の姿を、改めて明るみに出したと言えるかもしれません。そしてこれはまた、膨大な量の写真遺産がなおも秘蔵する豊かな価値の在り処と、その新たな享受の仕方とを、教えてくれているようにも思えるのです。
(ブラウザの拡大・縮小機能を使うと、お使いのモニターの画面にぴったり合わせて画像を鑑賞できます。例えばWUXGAモニターの場合、50%縮小にすれば、4K用のファイルを、圧縮した濃密な画像で楽しめます。 また4Kモニターの場合、125%拡大にすれば、3000×1900サイズのファイルを画面全体で、スクロールしながら見ることが出来ます。)
第三部  仙丈・甲斐駒・鳳凰 ― 1986年 夏
「雲と摩利支天」

1986年8月中旬、釜無川を遡行、横岳峠、戸台川、丹渓新道を経て、仙丈ヶ岳へ向かいました。午後、馬の背のお花畑付近から、雲の中の甲斐駒摩利支天が見えています。

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「開示の時」

その後雲に覆われていた甲斐駒は、日没近くになって突然姿を顕わしました。黄昏の斜光を全面に浴びて、花崗岩の白い岩峰が、靄の向こうで色付き輝きます。

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「夜明け1」

翌朝、壮麗な朝焼けの下、一日が始まります、

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「夜明け2」

鋸岳と八ヶ岳の、鋭角が微妙に連続する美しいシルエットの向こうに、明るく染まった朝空が広がります。

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「始動」

やがて太陽光に熱せられ、大地が、大気が、大きく動き始めます。

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「大気の演舞」

鋸岳側の谷間では、気流が円形に逆巻く複雑な動きをとり、蒸気の演じる不思議な光景が繰り広げられています。

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「ブロッケン」

そして空間に溢れた霧がスクリーンとなり、中空に仙丈ヶ岳の影が投影され、美しいブロッケン現象が生じます。

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「進入」

一方、白根三山の側の谷間には、まるで生き物の様な形をとりながら、霧が進入しようとしています。

この朝、瞬く間に山全体は靄に包まれて、一日は真夏らしい淡い翳りの状態で、推移しました。

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「仙丈ヶ岳夕照」

9月初めに、竹宇駒ヶ岳神社から入り、甲斐駒、早川尾根、鳳凰山と縦走しました。最後の逗留地、鳳凰山地蔵岳、赤抜沢ノ頭付近で、再び美しい光景と出会います。日没直前、それまで山岳を覆っていた霧が消えゆくと共に、山は輝きと色彩で溢れます。

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「日の終わり」

日没時の一瞬、天空は限りなく美しく彩られて、そこに広がります。

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「北岳」

翌朝、同じく赤抜沢ノ頭から、朝日を浴びた北岳の姿を見ました。山体の緑が照らし出され、目映く輝きます。

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