真・高画質画像集

4Kモニターにも対応した、新しい「高画質画像集」の登場です。35mmリヴァーサルフィルムを10000dpiの高密度でスキャンした高精細画像は、とりわけ4K 用3000×1900pixel及び3400×2000pixelサイズでは、風景のリアリティが格段に向上しており、35mmフィルムが未だ保持し続けている卓越した映像表現力の本来の姿を、改めて明るみに出したと言えるかもしれません。そしてこれはまた、膨大な量の写真遺産がなおも秘蔵する豊かな価値の在り処と、その新たな享受の仕方とを、教えてくれているようにも思えるのです。
(ブラウザの拡大・縮小機能を使うと、お使いのモニターの画面にぴったり合わせて画像を鑑賞できます。例えばWUXGAモニターの場合、50%縮小にすれば、4K用のファイルを、圧縮した濃密な画像で楽しめます。 また4Kモニターの場合、125%拡大にすれば、3000×1900サイズのファイルを画面全体で、スクロールしながら見ることが出来ます。)
第二部 精選・四季の山々 (その2)  
「朝の甲斐駒」

1986年6月、日向山から撮影した、早朝の甲斐駒ヶ岳です。早朝の冷涼な大気の下、周辺の山々はまだ薄暗く沈んでいますが、甲斐駒は静寂さの中、ほのかに色付き始めています

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「生命の時」

やがて陽が昇り始めると、谷間は光と力で溢れていきます。大岩山方面の山体のいちめんの緑と、立ち昇ってきた霧とが、融け合うようにして空間全体を満たします。

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「権現岳展望」

1987年月下旬、西岳山頂から権現岳擬宝珠を望みます。こちらはまだ雲の影に覆われていますが、緑に映える稜線の向こう、擬宝珠が靄を纏いつつ、光の下で屹立します。

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「山岳饗宴」

1990年8月中旬、三ノ沢岳へ続く岩稜の向こうに、桧尾岳と空木岳が姿を顕わします。三体それぞれが自己を誇示しつつ競演する、夏の山岳の祝祭です。

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「三ノ沢岳」

主脈から離れ、岩稜の先にはこの三ノ沢岳が孤独に聳えています。西の人里へ敢えてひとり近づき、人間たちに何かを伝えようとしているのでしょうか。

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「中白根沢ノ頭夕照」

1987年8月下旬、北岳肩ノ小屋付近で、美しい夕映えの光景と出会いました。黄金に乱反射する光溜りの向こうに、中白根沢ノ頭へと続く緑の稜線が、朧に浮かんでいます。

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「色付きの時」

1987年9月、紅葉が始まった甲斐駒ケ岳の山体を、戸台川から捉えました。本谷奥の巨大な山塊をキャンバスに、緑と青を基調にした多様な色彩が、コントラスト豊かに配置されます。

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「谷間の情景」

1986年10月、立場川本谷から赤岳を見上げました。午後の斜光が本谷へと射し込み、そそり立つ南壁の岩峰と共に、前景の細かな紋様と色彩を照らし出します。

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「赤岳」

1987年10月、上とほぼ同じ時季に、今度は主稜線上のツルネ近辺から捉えた、赤岳の姿です。極めてシンプルな構成ながら、この山の蔵する力を、真正面から受け止めることが出来るようです。

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「到来の予感」

1987年12月上旬、三ッ頭での一週間の滞在中に権現岳を撮影した内の一枚です。枯れ落ちた草木の茶色と、着雪した樹木の白とが混ざり合い、暗めの山体と共に不思議な雰囲気を醸し出しています。山はいよいよ晩秋から初冬へと、移りつつあります。

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「光と影」

2001年1月、この冬の八ヶ岳は例年より積雪量が多めで、ここ西岳からも真冬の厳粛な山岳風景を望むことができました。編笠山は寒気の吹き出しに伴う雲に覆われ、且つ、太陽光にも照らし出され、明と暗の光景を繰り広げます。

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「白煙の甲斐駒」

1989年2月中旬、戸台川から撮影した、一瞬の甲斐駒ヶ岳の姿です。立ち昇る靄と雪壁とが微妙に重なり合い、幻想的な美の情景が現われます。

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「雪の擬宝珠」

1986年3月下旬、積雪期の八ヶ岳核心部を、西岳から初めて展望しました。どの山も、権現岳擬宝珠もまた、雪に覆われたその岩峰を、白銀と濃紺の輝きで際立たせています。

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