真・高画質画像集

4K(UltraHD)モニターにも対応した、新しい「高画質画像集」の登場です。35mmリヴァーサルフィルムを10000dpiの高密度でスキャンした高精細画像は、とりわけ4K 用3000×1900pixel及び3400×2000pixelサイズでは、風景のリアリティが格段に向上しており、35mmフィルムが未だ保持し続けている卓越した映像表現力の本来の姿を、改めて明るみに出したと言えるかもしれません。そしてこれはまた、膨大な量の写真遺産がなおも秘蔵する豊かな価値の在り処と、その新たな享受の仕方とを、教えてくれているようにも思えるのです。
(ブラウザの拡大・縮小機能を使うと、お使いのモニターの画面にぴったり合わせて画像を鑑賞できます。例えばWUXGAモニターの場合、50%縮小にすれば、4K用のファイルを、圧縮した濃密な画像で楽しめます。 また4Kモニターの場合、125%拡大にすれば、3000×1900サイズのファイルを画面全体で、スクロールしながら見ることが出来ます。)
第一部 精選・四季の山々 (その1)
「間ノ岳展望」

2000年3月下旬、小武川-中道を経て、鳳凰山薬師岳に登頂しました。山頂では強風が吹き荒れ真冬並みの寒さでしたが、天気は大変良く、池山吊尾根から間ノ岳へと続く白い山稜が、優しく誘ってくれています。

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「天空の赤岳」

1987年3月下旬、立場山-阿弥陀岳南稜を経て、阿弥陀岳に登頂しました。P1 からP2辺りにかけての地点で捉えた赤岳の姿です。流雲と青空と、紋様の山体とのコンビネーションが、ファンタスティックな未知の空間を造り上げています

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「鳳凰山浮上」

1987年4月下旬、黒戸尾根経由で甲斐駒ヶ岳に登った時の、鳳凰山を頂上から捉えた写真です。曇天などの特定の条件下でこの山は、谷底から立ち上がるその凄絶なまでの質量を誇示しつつ、人間の前に現われ出るようです。

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「甲斐駒ヶ岳」

1995年8月下旬、夜叉神峠から入り、早川尾根から仙水峠まで縦走しました。上とはちょうど逆に、鳳凰山地蔵岳山頂から甲斐駒ヶ岳を、早朝に捉えた一枚です。武川渓谷の深みから宮ノ頭と黒戸山を前衛に従え聳え立つ甲斐駒は、その最も均整の取れた三角形の美しい姿を顕わします

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「木曽駒ヶ岳幽玄」

1993年8月中旬、上松から木曽前岳経由で木曽駒ヶ岳に登りました。夕刻近く、木曽前岳から三ノ沢岳にかけての一帯が、移動する靄に覆われて、光と色彩と形態が織り成す、不可思議な情景が展開されて行きます。

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「岩稜帯夕照」

1986年10月中旬、南稜経由で阿弥陀岳に登った後、中岳へ続く尾根の中途から立場川本谷へと下降、翌日まで渓谷の底で過ごしました。赤岳稜線の枯れた草木と砂礫と岩塊とが、斜光に照らし出されて、美しいオレンジ色に染め上って行きます。

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「日没の連山」

1999年11月上旬、白根御池を経由して北岳肩の小屋宿営地に数日間滞在しました。黄昏色の陰影ののもと、北岳山頂から間ノ岳を経て南部方面へと、巨大な山脈がうねる様にして伸張していきます。

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「鋸岳冷厳」

1997年12月下旬、日向山から大岩山駒薙ノ頭へ向かい、一週間ほど滞在しました。降雪の一夜が明けた早朝、山々は紺と白の色彩を纏い、峻烈な山容を現わします。

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「雪稜」

2002年3月下旬、三伏峠で一週間ほど過ごしました。峠周辺の絶壁際では、前小河内岳から小河内岳にかけての稜線が、眼前に展開します。積雪期の岩稜帯が帯びる測り知れない現存の力が、前景の地面との対比のもと、迫り来るようです。

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「美麗の時」

1987年3月下旬、立場山青なぎにて、美しい山の姿を見ました。淡い雲が阿弥陀岳の山体に絡みながら移動していき、そこに夕暮れ時の色づいた斜光が差し込み、変幻する光彩の情景を繰り広げていきます。

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