小仙丈山頂が近づく頃、 

ようやく山に、静寂が降り始める。 

蒼天に太陽は厳粛に輝き、 

人為と自然が刻印する、 

凍てついた雪稜が、 

未だ見ぬ先へと静かに誘う。