山行2日目、拠点となる立場山で、天候の回復を待つ。
既に2000m越え付近まで、層雲の底辺は上昇しているものの、
西岳から擬宝珠へと続く稜線上には、未だ雲が浮き沈みしながら移動しており、
向こうの編笠山のドームを見ることは出来ない。
山地は依然として、暗い色調に浸されていた。